リップロールで歌が上手くなる!?プロも実践!その効果とは?

2016年6月3日

ボイストレーニングと言われても、具体的に何をしたらいいの??

よく聴かれる質問です。そして、まずはじめにおすすめなのがリップロールです!

自分のカラダさえあれば、いつでもどこでも手軽にできるトレーニングなので、継続しやすいですし、歌う前にリップロールをするだけで声が出しやすくなったりもします。

 リップロールとは

では、リップロールって一体なんなのか?どんな効果があるのか?お伝えしていきたいと思います。

名前の通り、唇を使うトレーニング方法です。

やり方は、軽く唇を閉じた状態で息を吐き、唇をブルブル・・・と震わせます。

 

イメージしづらい方の為に、もう少し具体的にご説明します。

❶リラックスした状態で、唇を軽く閉じる。

❷息を吐く。(「スー」と一定で吐くイメージで。)

❸唇が開いたり閉じたりして、「ブルブル・・・」と音が出ます。

上手くできない時は以下の原因が考えられます。

・唇に力が入りすぎている

・息が強すぎる、弱すぎる

・息を吐く量が一定でない

リップロールの持続時間は、長ければ長いほど良いです!

最初は、手で口角を持ち上げながらやってみると少しやりやすくなりますよ♪

慣れてきたら、音階を変えたり、リップロールで歌ってみたりするのも良い練習になります。

リップロールで得られる効果

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ボイトレで正しい発声法を身につけていく上で、リップロールはとても役立ちます!

実は、リップロールはカラダの様々な部位を使う非常に効率的なトレーニングなんです。

・表情筋や唇のリラックス

・喉が開く

・声帯の動きを滑らかにする

・横隔膜が鍛えられる

たった一つのトレーニングで、同時にこれだけのことができます!

実際、プロの歌手もウォーミングアップによくリップロールを取り入れています。

表情筋のリラックス

歌を歌う上で、とても大切なのが「リラックスした状態を作ること」です。

でもこれって意外と難しい・・・。力って結構無意識に入ってしまっていたりします。

歌う為には、全身のリラックスが必要ですが、その中でも表情筋のリラックスはとても大切です。

リップロールをすることによって、口輪筋、頬の筋肉、唇周りの筋肉などを動かすことができて、リラックスすることができます。

喉が開く

歌うための前段階として、喉が開いていることが重要です。

正確に言うと、喉の奥、気道を確保してあげなければいけません。

よくテレビなんかで、救急隊が気道確保!ってやってますね。アレです。

声を出そうとすると、どうしても力んでしまって気道が狭くなってしまうことが多いです。

しかし、リップロールをしている間は基本的に気道が確保できているんですね。

そのため、リップロールを練習することで、喉を開くという感覚を掴んでもらいやすいです。

声帯の動きを滑らかにする

ここからは応用編です。少し難易度が上がります。リップロールに音階をつけてみましょう。

「ドレミファソラシド・・・」をリップロールで発声するイメージです。

音程というのは、声帯の動きによって作られています。唇の形や口腔の形も関係があるのでは?と思いがちですが、これはあまり良くないですね。音程は声帯の動きだけで作れるのが望ましいです。

リップロールで発声する際には、唇を動かすことができないので、必然的に声帯の動きだけで音程を取る練習になるというわけです。

やってみると分かりますが、普通に発声するよりも難しいです。しかし、この練習を繰り返すことで声帯の開け閉めをスムーズに行えるようになります。声帯の動きが滑らかになることによって、細かい音程のコントロールが可能になります。

横隔膜が鍛えられる

リップロールの持続時間を延ばすためには、一定の量で息を吐き続けなければいけません。

そのためには、腹式呼吸を使って息の量をコントロールする必要があります。

腹式呼吸・・・名前ぐらいは聞いたことありますよね?詳しくはまた別の記事で。

腹式呼吸には、横隔膜という筋肉を使います。肋骨の下にドーム状についている筋肉です。

リップロールをしている間は、少なからずこの横隔膜に負荷がかかります。そのため、自然に鍛えられるというわけです。

横隔膜が鍛えられると、腹式呼吸がやりやすくなるだけでなく、代謝が上がったり、姿勢の改善に役立ったり・・・といいことづくしです!

リップロールを使ったトレーニング

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ここからは、リップロールを使ったトレーニング方法をいくつかご紹介したいと思います。

・喉をしっかり開くトレーニング

❶喉仏を下げたままリップロールをする

❷リップロールしながら口の中の空間を広げる(”オ”で発声するイメージ)

❸そのまま音階をつける「ドレミファソラシド・・・」

これでしっかり喉が開きます!ポイントは喉仏が上がらないようにすること。

音階が上がるにつれて、喉仏も上がりやすくなるので注意が必要です!

 

・息をコントロールするトレーニング

❶リップロールの音を徐々に小さく(弱く)する

❷リップロールの音を徐々に大きく(強く)する

❸これを繰り返す

先ほども言いましたが、こちらは横隔膜のトレーニングにもなります。

息のコントロールができるようになると、音の強弱、つまり抑揚をつけられるようになります。

 

・チェンジのトレーニング

❶音程を徐々に上げながらリップロールする

❷音程を徐々に下げながらリップロールする

❸これを繰り返す

滑らかにできるようになれば、地声と裏声のチェンジがスムーズに行えるようになります。

あくまで声帯の動きだけでコントロールするために、息の量を一定に保てるように練習しましょう。

まとめ

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リップロールには、歌が上手くなるだけでなく、様々な効果があります。

手軽にできて効率的なトレーニング方法のため、プロのアーティストにも多く取り入れられているボイストレーニングです。

歌の上達の為、健康の為、ぜひリップロールで正しい発声を身につけてください!